おじさんからもらった種芋
ゴールデンウィークにカーキ色のキャップを被ったおじさんからいただいた里芋の種芋、二つ。あれから半年、今日、収穫することにした。まずはこれまでの成育を振り返ってみたい。
5月、植えたばかりの種芋。まだ小さな芽がはえたばかり。とくに左側の芽は葉がとても小さかった。
6月初め、里芋らしい大きな葉を広げた。左側の株の方がやや成長が早い。植えた時とは逆だ。
7月、梅雨を乗り越えて、大きく成長した。紫色の茎、ずいき(芋茎)が長く伸びている。しかし、以前の農業体験ファームで栽培した里芋は、茎の長さは1メートルくらいまでには成長していたはずだから、その時と比べると明らかに小さい。これからもっと大きくなることを期待して、時折り追肥した。
暑くて長かった夏がようやく終わったが、結局、葉も茎もさらに大きくはならなかった。種芋、種類の違いなのか、育て方が悪かったかのか。加えて、黄色く枯れる葉もあり、病気にかかったか。10月半ば、ついに葉と茎が枯れ始めてしまった。
里芋を掘る
そして11月に入り、今日、収穫することにした。残っている茎をすべて根元近くから切ってしまう。それから、中心から30cmくらい離れた所から、並行した角度で慎重にスコップを深く挿し込む。そして、テコの原理を使って、里芋と周囲の土を多めに掘り起こす。葉と茎が小さかったからか、実も小さめだが、一株に10個くらいの里芋が採れた。ありがとう、おじさん。カーキ色のキャップを被ったおじさん、歳は70くらいだろうか、キャップを被った70歳くらいの男性はこの小さい農園でもたくさんいる。男性は歳をとると必ずキャップを被るのだろう。どのおじさんだったか、まったく判別不能だ。覚えていなくて、すみません。美味しくいただきます。
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