ヴェルディとよみうりランド

よみうりランド

よみうりランドに行ってきた。とても久しぶりだ。少なくとも10年以上は来ていない。気になっていたのは、毎年冬になると沿線のポスターでみかけるジュエルミネーション。前から妻が行きたがっていた。よみうりランドは昔ながらの遊園地だが、メリーゴーランド、観覧車、ジェットコースター、プール、何から何までイルミネーションで飾られているらしい。ジュエルとイルミネーションを合わせた造語だろう。きっかけは東京ヴェルディのJ1昇格祝いだ。なんと、ヴェルディのチームグッズを持っていけば入場無料だという。仕事帰りに京王よみうりランド駅で妻と待ち合わせた。ヴェルディのタオルマフラーを二つ、忘れずに持ってきてもらった。

読売クラブ

1969年に創設された社会人サッカークラブ。野球に続く、将来のサッカーブロ化を目指して、読売新聞社、日本テレビ、よみうりランドという読売グループの3社の出資で作られたという。そう、現在の東京ヴェルディの前身だ。チームカラーの緑は読売クラブ以来の伝統だ。クラブハウス、練習グラウンドは今も昔もよみうりランドに隣接している。僕が知っている読売クラブには、加藤久、都並、菊原、ラモス、武田に加えて、翌年のブロ化、Jリーグ発足が決まり、ブラジルのサントスFCから、まさに鳴物入りで移籍した三浦知良がいた。その後、ヴェルディとなり、Jリーグ初代王者、リーグの盟主となる。しかし、2001年にJ2降格の危機を迎え、残り5試合でブラジル代表ストライカー、エジムンドと契約し、強烈な活躍でJ1残留を決める。しかし、2002年途中でエジムンドを失うともに、成績は低迷を続ける。そして、2005年、ついにJ2に陥落。降格が決まったチームか同年に天皇杯を制したのは異例ともいえる活躍で、翌年のJ1復帰が期待されたが叶わず、2007年に後のブラジル代表ストライカーになるフッキを獲得、37ゴールの驚異的な活躍でJ1に復帰した。しかし、翌2007年、またしてもエース、フッキを失ったヴェルディはたった一年でJ2に降格する。あれから16年、日本サッカー界、Jリーグの盟主であったヴェルディはすっかり2部リーグに定着したが、以前のスター選手に頼ったチームから、ユース出身者を中心とした若手主体のチームにすっかり変化し、ついに16年ぶりのJ1に臨む。そういえば、前回のよみうりランドは、ラモ監督時代に訪れた、2006年のファン感謝イベント以来かもしれない。

ジュエルミネーション

期待していたよりも、はるかに良かった。お客さんもこんないるとは思わなかった。多くが女子高校、若いカップルというなかで、僕らは少し気恥ずかったが、来てよかった。イルミネーションはとても綺麗だったし、光とダンスで構成されたショーにも感動した。ディズニーランドやUSJのようなメジャーなテーマパークにも負けてなかったな、今夜のよみうりランドは。

ヴェルディ、ありがとう。来年はスター選手を抱えるJ1のトップチームとの勝負だ。ヴェルディの活躍の後でまた訪れたい。

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