胃カメラの後は

苦行

昨年のうちに受けるはずだった胃部内視鏡、いわゆる胃カメラだが、出来ることなら受けたくないと、ずるずると先送りにしてきたのだ。かつては胃部レントゲンが身近だったが、これも好きで受けていた人などいないだろう。バリウムという気持ちの悪い液体を飲まされるからだ。しかし、もっと検査精度も高くて、時間がかからない方法として、口から管を突っ込んで、直接胃の中を撮影しまえばいいと考えたのは一体誰なんだ。喉から管を通すのだから、苦しくてえずくに決まっている。鼻の穴から通したほうが楽だと聞いて、そうしているが、鼻の穴はツンとするし、結局管は喉は通るから、どうしたってえずく。涙は出るし、鼻水もよだれも垂れ流すしかない。西新宿のクリニックで、この拷問のような仕打ちを受けながら思う。これが終わったら、岐阜屋へ行こう。

岐阜屋、思い出横丁

苦行の後は昼飲み。いや、まだ午前中だが、構うものか。胃カメラの後は岐阜屋、は前回に続いてこれで二度目だ。もうルーチンとなったといって良いだろう。クリニックから歩いて5分ほどだが、30分経ぬまで飲食不可と指示されているから、わざわざ散歩がてらに遠回りして到着。まだ席に余裕があった。良かった。今回も胃部に異常は無し。昨夜20時から何も口にしていない。まずはビール大瓶と餃子を注文。沁みる。胃の中に冷たいビールが沁みる。美味い。相変わらず餃子も美味い。ニンニクが効いている。あれこれ何を食べようかと悩んだ末に、チャーハンを頼んだ。やっぱり美味しい。何の工夫もない選択だったが、絶対に失敗したくなかったのだ。ごちそうさまでした。次はいつ来よう。検診以外で新宿に用事はないものか。

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