通勤電車とアロハシャツ

通勤電車も季節は巡る

毎朝、同じ時間に出勤している。地元の駅を6時12分に発する通勤電車だ。降りる駅の階段近くを狙って、いつも同じ車両、同じドアから乗る。客数は多くなく、まばらだ。ホームで電車を待ち、乗り込む人たちはいつもほとんど同じ人たちだ。その中に、ぼくくらいか、少し年配の男性がいる。ぼくは仕事柄いつもカジュアルだが、彼も同じだ。ただし、彼はいつもアロハシャツを着ている。ぼくが彼に気づいたときにはもうアロハだったので、いつからの装いなのかはわからない。

今朝、そんな彼がアロハではなく、デニムのシャツに変わっていた。今年のとても熱くて、とても長い夏がようやく終わったのだと知った。季節はまた巡る。

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