胃がん検診、、

ついに、

胃部内視鏡検査を受けることにしました。大事な時計をオーバーホールでメンテナンスしましたが、今度はぼく自身の番です。定期健康診断の一つとしてですが、いままてずっと避けてきました。なぜなら、怖いからです。苦しそうです。喉から管を通すのだから、絶対えずくに違いありません。気が重いです。でも、腕の良い医者にかかれば、上手に診てもらえるのではないか、まったく苦しくなかったりするのではないか、そんな淡い期待で健康保険組合から提示された病院リストを眺めましたが、素人にわかるはずもありません。以前脳ドックを受けたクリニックがあったので、行ったことがある、というだけの理由で、今回もそこにしてみました。さらに、検査の怖いところは、悪い所が見つかってしまうことですが、だからといって下手な医者は困ります。怖いですが、勇気を出して行ってきます。

いよいよ、

当日がやってきました。昨夜は、21時以降は何も食べないこと、朝も何も食べないこと、という注意事項を生真面目に守りました。問診票など、事前に記入しておかなければならないものの中に、同意書がありました。よく読むと、偶発症、出血が生じた場合には輸血や開腹手術が必要となる場合がある、死亡確率も0.00045%とある。100万人のうち5人ということ?高くない? 怖いです。同意しなくないけれど、検査を受けずにガンの早期発見の機会を失うリスクと天秤にかけなさい、ということでしょうか。

やっぱり受けることにする?

到着。受付で同意書について、リスクについて、いろいろ尋ねる勇気がなく、当たり前のように受付は完了しました。経鼻、つまり、鼻から挿入するほうが楽なようなのて、経鼻での内視鏡を希望しました。それでも気が重いことに変わりはありませんてした。新宿西口、土曜日のクリニックはそこそこの数患者さんがいます。たぶん、みな検診だと思うので、患者ではないですね、ぼくもですが。

ついに、、

両方の鼻の穴にスプレー、通りを良くするためとのこと。いつもの鼻炎用点鼻薬より量が多いので、喉まで来ます。不味いです。次に、胃の中の泡を取る薬の入った水を飲まされます。胃の中には泡がおるのだそうです。次に、両方の鼻の穴にゼリーを入れられます。これが局所麻酔だそうです。注射じゃなくてよかったですが、鼻の穴に異物を入れられることは、不快でしかありません。これも喉まで達します。水もゼリーも甘い味が付けられていますが、不味いです。

鼻の中に、

すぐにプラスチック製の短い管が突っ込まれます。鼻の穴、通り道を広げるためだそうです。麻酔のゼリーが効くまでの時間があったのでしょうか。痛くはないですが、不快です。次に、いよいよ、内視鏡のチューブが挿入されます。右側の鼻の穴からいくようようです。ツーンと来る痛み、そりゃそうです、鼻の穴直径5から6mmほどのチューブが突っ込まれたのですから。目からは涙が溢れます。56のオッサンが悲しくて泣いているわけではありません、鼻に異物を突っ込まれれば、誰でも出るはずです。これから、喉を通ります、と医者が教えてくれます。経路は鼻からですが、喉を通るときには、案の定むせました。むせない、なんて嘘です。ゲホゲホしました。苦しいです。まだ胃には達していないようです。とにかく我慢、終わるのをひたすら待ちます。ようやく終わったようで、ゆっくりチューブが抜かれていきます。入れるときほどではないですが、喉を通るとき、鼻を通るときはとにかく不快です。もともと慢性鼻炎でもあり、鼻の穴を刺激されて、鼻水が止まりません。ツーンとした鼻の痛みも残っています。本当に麻酔がきいていたのでしょうか。死亡確率0.00045%はぼくに味方してくれたけれど、もう二度とやりたくないです。

結果は、

後日、郵送されますが、口内の唾液を吐き出し、鼻水をだいぶかんだ後に、画像を見せながら、結果を大まかに教えてくれます。ところどころ荒れているところがあるようですが、胃にも、十二指腸にも、ポリープはなく、これといった異常はないとのことでした。良かったです。本当に良かったですが、やっぱり、もうやりたくです。時計のオーバーホールは何年かに一度でよいといわれましたし。機械と人間は違うけれど。

コメント