AirTagはどこに

AirTagをもらった

古くなったiPhoneを買い換えた。そうしたら、Apple Store でおまけで付けてくれたのがAirTagだった。iPhone8から時が止まっていた僕にはまったくの初見だった。ヘビのイラストは今年の干支で、正月のキャンペーン用に作ったものなのだとか。きっと売れ残ったのだろう。この小さなAirTagがどこにいるのか、僕のiPhoneで分かるのだという。小さくて軽いAirTagの中には、おそらくICタグが入っていると思われるが、バッテリーも小さいわけだし、長距離を通信するとは思えない。Apple Store のお兄ちゃんがいうには、近くにいる他人のiPhoneに勝手に繋がってくれて、cloud経由で僕のiPhoneに位置が表示されるのだという。Appleって凄い。iPhoneが世界中の至る所にあることを確信しているのだ。

では、一体どう使うのか、いったいどこに取り付けるのだろうか。Apple Store のお兄ちゃんいわく、飛行機に乗った時のロストバゲッジ対策として、スーツケースに入れておくのが最も一般的で、キーホルダーに付ける人も多いらしい。車に置いておいて、大型ショッピングモールの駐車場で車を見つけるのに使っている人もいるし、飼い犬に付ける人もいるのだとか。

ゴンタグ

お兄ちゃんは僕のAirTagの設定を一緒にやってくれたのだが、僕のAirTagに名前を付けるのだとか。後でいつでも変えらるからというのだが、面倒だし、今決めてしまおう。僕は、”ゴンタグ”と名付けた。犬の話を聞いたからだ。

Screenshot

僕はもう定年退職が近いような歳だが、物心がつくか、つかないかくらいの小さかった頃の記憶がある。我が家の愛犬のことだ。名前は”ゴンタロウ”だ。言うことを聞かないから、ゴンタロウにしたと母はいっていたが、実はとても可愛かった。雑種だったようだが、小さくて、毛足が長かった。しかし、ある時迷子になってしまって、帰って来なかったんだ。50年以上も前の話だ。なんで帰って来なかったのか、事故に遭ってしまったのだろうか。こんな歳になってもゴンタロウのことは忘れていない。悲しい気持ちになるのだ。そう、”ゴンタグ”は”ゴンタロウ”のことだ。あの時AirTagがあったら、ゴンタロウを迎えにいくことが出来たのに。妻は犬を飼いたがっているが、名前はゴンタロウにしてもらおう。ゴンタグを首に付けるんだ。

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