カングーとともに#16 山梨・笛吹市編

久しぶりの長距離ドライブ

中央高速道を下る。相変わらず週末の買い物で活躍しているが、片道100kmを超える長距離は昨年の山中湖以来だ。とっくの昔に無くなった調布基地の跡地にある味の素スタジアム、今も変わらない競馬場とビール工場を過ぎて山に向かう。滑走路のように空いてもいないし、まだ朝だが、気分は爽快だ。初代カングー、しかも前期型の我が家のカングーは今日も調子がいい。しかし、荷物満載、ガソリン満タン、夏日のような気温で、カングーにとってはタフなドライブだ。頑張れ。

笛吹八代スマートICを降りる。目指しているのは、山梨県笛吹市、黒坂オートキャンプ場だ。

黒坂オートキャンプ場

昨年10月以来のキャンプ。キャンプを始めて20年以上になるが、自宅からアクセスの良い山梨県を中心に、これまでいろいろなキャンプ場を巡ってきた。しかし、このところは二つのキャンプ場を行ったり来たりしている。山中湖の”the 508″、富士宮の”ふもとっぱら”だ。どちらも居心地が良いことと、新しいキャンプ場を開拓することにいくらか疲れたというか、良く言えば、長年かけてこの二つのキャンプ場に行き着いたのだ。ホテルでいえば、定宿だ。しかし、そんな僕だが、そろそろ三つ目の定宿が欲しくなってきた。前回のキャンプが天気に恵まれなかったことと少し関係があるかもしれない。気分を変えてみようということだ。

そこで目を付けたのが、黒坂オートキャンプ場だ。もともと、好きなテレビ番組である、あのヒロシさんが行ったキャンプ場として知っていた。雰囲気がとても良かった。この番組ではキャンプ場の大まかな場所は教えてくれるが、キャンプ場の名前はいつも出てこない。しかし、ちらっと映り込んだ看板を見逃さず、いつか行きたいと思っていたのだ。キャンプ場予約サイトでの口コミ評価もとても高いので期待が高まるが、これ以上は経験と勘で判断するしかない。ここは甲府盆地の夜景が見えるキャンプサイトとして有名だが、僕はヒロシさんと同じく、夜景とは反対側の林間サイトを予約済みだ。キャンプは静かで、暗いからいい。

スーパーマーケット、セルバ笛吹境川店に立ち寄ってから、12:30、現地到着。管理棟でチェックイン。第二キャンプ場に移動する。ここは林間の区画サイトだ。

水場から最も離れているが、静かで、カングーと僕達のプライバシーが十分保たれたサイト。設営完了しました。

シェルターを新調した

QUICKCAMPのドームシェルターを購入した。子ども達がすっかり成長したので、コンパクトなキャンプを目指して、2人用のシェルターを使っていたのだが、妻には少々不評だった。ご要望に従って、大型シェルターに回帰したのだ。僕自身は気が進んでいなかったが、広いから、もちろん、ゆったりしている。天井高いから、全然屈まなくてよくて楽チンだ。天井に透明ビニールが入っているのがユニーク。開放感が素晴らしい。空を見上げる朝の目覚めは最高だ。組み立ては、やっぱり大型シェルターのため、少々苦労しました。慣れれば大丈夫かな。

夜はやっぱり、

焚き火と焼肉、それと赤ワイン。いつもとまったく変わらないが、一つ違うのは肉の焼き方。美味しく肉を焼くには、炭火と網だと思っていたが、そうではないと分かった。炭火は良いが、今日は網ではなく鉄板なのだ。厚さ5mmの小さな鉄板。ヨコザワテッパンという代物だ。網だと、油も落ちるけど、旨みも落ちていたのか。また、網だと焼いているというより、焦がしていたのかもしれない。スーパーで買った肉が不思議なほど美味しい。これはオススメします。

2日目

天気予報どおり、夜中に雨が降りました。明け方は一時雨足が強かったが、止む時間も予報どおり、5時頃だったか。しかし、キャンプ、2回続けて雨に見舞われるとはついていない。

スーパーマーケットに買い出しに行ったついでに、「リニアが見える丘公園」へ。カングーの向こうにリニア実験線が、その先に甲府盆地が広がっている。運が良ければ走行しているリニアが見えるらしいが、今日は走っていなかったようだ。

最終日、帰路へ

あいにくの降雨予報。またもついていない。慌ただしいが、朝ごはんを済またら、さっさと片付けを始めて、9時前に撤収完了。その後まもなくして雨が落ちてきました。

良いキャンプ場だった。区画サイトとは思えない、自然そのままの林の中でキャンプが出来る。標高が低いので、この時期でも寒すぎないのも良かった。また来ようかな。

帰りは雨道。カングー、お疲れ様でした。

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